臨床診療下での動物実験において、タンジン薬は脳内の微小循環を改善する可能性があることが示唆されている。今回のレビューでは、急性虚血性脳卒中患者494例を対象としたタンジン製剤の6件のランダム化または準ランダム化試験を同定した。タンジン製剤は、害よりも効果のほうが大きいとのエビデンスはなかった。脳卒中後の回復を促すためにタンジン製剤の定期的な使用を支持するという十分なエビデンスは得られなかった。診療指針となるような、さらに質の高い大規模なランダム化比較試験の実施が必要である。
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訳注:
《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD004295.pub3】