定期的な運動や身体活動は、身体的健康と精神的健康の両方を向上させると考えられている。このレビューに組み入れられたのは3研究のみだが、全体的な結果は、定期的な運動が統合失調症を持つ人々の一部にとって、身体的・精神的健康とウェルビーイングを改善するのに役立つ可能性があることを示している。今後の研究は、統合失調症を持つ人々が運動を始め、継続するのを支援する最も良い方法について取り組むべきである。
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訳注:
《実施組織》 五十嵐百花 翻訳, 佐藤さやか 監訳 [2020.7.13] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所地域・司法精神医療研究部(以下、NCNP精研地域部;cochranereview.ncnpcmhl@gmail.com)までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。NCNP精研地域部では最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《CD004412.pub2》