私は医療を改善しエビデンスに基づく医療を推進するため、コクランのグローバルコミュニティに参加したいと思っていました。インドが新型コロナウイルス感染症のために完全にロックダウンされていた際、私はコクランの提供する情報を確認しつつその活動に従事しました。そうすることで、自宅から安全に生産性を維持して医療の発展に貢献できたのです。

会員資格を得るにあたって、コクラン・クラウドでのオンライン・スクリーニングに複数件参加し、コクラン・エンゲージでもボランティア作業を行っています。

私はコクラン・エンゲージに掲載された作業にボランティアとして参加し、コクラン会員となりました。世界中の研究者と協力することができるようになり、貴重なトレーニングの資材を利用できるようにもなったのです。

私が医学の勉強を始めたころ、教授陣や同僚はみんなコクラン・コミュニティの話をしていました。

そこで私ははっきりと目標を決めたのです。コクラン・コミュニティに参加し、会員になる、と。

その後コクラン・エンゲージでボランティア作業に従事し、会員資格を得ました。会員であるということは、思った以上にすばらしい経験となっています。医学知識の壮大な生産拠点の一員になったような気分です。

Ahmad Ozair（インド）

2018年に会員資格を得て以来、コクラン・クラウドでスクリーニングに従事して会員資格を更新してきました。行ったスクリーニングは3500件を越えます。

コクランの会員資格をもつということは、学術的キャリアの早い段階からエビデンスに基づく医療に個人的に取り組んできたということです。インドで働く一研修医として、私は自分がコクランの会員であることを高く評価しています。

さらに、系統的レビューを行うためのコクランのトレーニングを安価で受けることもできました。

私がコクラン会員になったのは2018年のことです。

コクラン・クラウドでスクリーニングを行い、コクラン・エンゲージを通じて貢献したほか、翻訳にもボランティアで参加しました。

コクランのコミュニティでは市民科学者として、知識と学びの機会に満ち、援助も豊富に得られる上、成功のチャンスもたくさんあります。会員となれば、専門家や市民科学者として楽しんで時間と労力を費やせるでしょう。

終身会員

目的

コクランの活動に卓越した長期的な貢献をした組織内のあらゆるレベルの個人を表彰する。

基準

• コクランでの職務に相当期間従事している（通常10年以上）。
• コクランに期待される役割を超えて、コクランに特別な貢献をした。
• 組織内で責任ある地位にある（例：委員会、ガバナンスグループ、その他のイニシアティブに貢献している）。
• コクランの原則、特にコラボレーションの原則を体現している。
• 彼らはコクランの役割から退くことになります。

名誉会員

目的

組織の指導的立場にあり、長期にわたって多大な貢献をした個人を表彰すること。

基準

• コクランで重要な指導的地位にあったこと（例：Co-ordinating Editor、Centre Director、通常10年以上の期間）。
• コクランに期待される役割を超えて、コクランに特別な貢献をした。
• コクランの原則、特にコラボレーションの原則を体現している。
• 彼らはコクランの役割から退くことになります。

状況によっては、特別な謝辞（例えば編集長からの証明書）とともに名誉会員資格に関連する肩書き（例：Emeritus Co-ordinating Editor）が与えられることがあります。