クランベリーが尿路感染症の治療に有用であるかどうかについては、まだエビデンス(科学的根拠)が得られていない。

クランベリーには、細菌が膀胱の壁に付着するのを防ぐ物質が含まれている。この物質による作用が、膀胱やその他の尿路感染症(urinary tract infections:UTI)予防の役に立つかもしれない。クランベリー(通常はクランベリージュースとして利用される)は、特に高齢者など尿路結石のリスク(危険)が高い群の治療の試みとして使用されてきた。クランベリーには有害な副作用がほとんどない。本レビューでは、クランベリージュースやその他のクランベリー製品の尿路結石の治療効果を報告する研究は得られなかった。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2024.10.31] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD001322.pub2】

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