早産ハイリスク(多胎妊娠を除く)妊婦の母体および新生児アウトカムを改善するための妊娠管理特殊クリニック

著者の結論: 

妊娠管理特殊クリニックは多数の状況で治療の一部として受け入れられており、さらなるRCTを実施することは不可能である。本分野でのさらなる研究には、心理的アウトカムを含むべきであり、どのようなサービス面を女性が好むかを重要視すべきである。そのような研究により、本領域でのサービスがさらに発展すると考えられる。

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背景: 

早産リスク因子のなかで、早産の既往歴は強固な予測因子の1つである。自然早産歴のある女性に対する特殊クリニックは、女性および新生児のアウトカムを改善する方法の1つとして推奨されている。

目的: 

早期産高リスク妊婦に対する、「標準的」妊娠管理クリニックに比べた妊娠管理特殊クリニックの価値を、活用可能な最良のエビデンスを用いて評価すること。

検索戦略: 

Cochrane Pregnancy and Childbirth Group's Trials Register(2011年6月30日)を検索した。

選択基準: 

早産ハイリスクと考えられる単胎妊娠女性を対象に標準的妊娠管理と特殊妊娠管理を比較している発表、未発表および進行中のランダム化比較試験(RCT)(クラスターランダム化試験を含む)すべてとした。

データ収集と分析: 

2名のレビューアが別々に試験の質を評価しデータを抽出した。

主な結果: 

すべて米国で実施された、女性3,400例を含む3件の試験を選択した。すべて、早産ハイリスク女性に対する特殊クリニックに焦点を当てていた。分娩時週数、早産あるいはその両方が、全研究における主要アウトカムであった。3件の試験での介入は異なっていた。全体として、本レビューで事前に規定したアウトカムに関するデータは非常に少なかった。ほとんどのアウトカムに対し、1件の研究しかデータを提示していなかったことから、群間差を検出する統計学的検出力はなかった。妊娠管理特殊クリニックが早産数を減少するという明らかなエビデンスは認められなかった。

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