査読は、論文や電子生物医学雑誌への投稿の質を評価し、向上させるためのツールとして世界的に利用されている。情報革命が加速する中で、経験的に証明された品質保証の手法が最も重要になってきている。査読の効果についての実証的研究が増えてきたことから、査読の有効性に関する現在のエビデンスのレビューを行うことになった。妥当な品質の研究はほとんどなく、これらの研究のほとんどは、査読者および/または著者をお互いに盲検化することの影響を懸念していた。査読の核心的効果を評価する方法論的に説得力のある研究を特定することはできなかった。主要な研究が急務となっている。
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訳注:
《実施組織》 阪野正大、小林絵里子 翻訳[2020.08.14]《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、コクランジャパンまでご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 《MR000016.pub3》