母体および乳児の健康を改善するために妊娠中にカルシウムを追加摂取すること(高血圧予防または治療以外)の効果

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妊娠中の母体の栄養は、胎児の成長と発達に重要な影響があることが知られている。このレビューでは、妊娠中にカルシウム錠剤を定期的に追加摂取しても、カルシウム補充を受けた群で出生時体重が若干増加したことを除いて、早産数その他の乳児アウトカムは改善しなかった。このレビューに組み入れた試験の大部分は、バイアスのリスクが低いと評価された。具体的なアウトカムのエビデンスは、中等度の質と判定された。カルシウム補充による明らかな副作用は認められなかった。このレビューでは、25件のランダム化対照試験を組み入れたが、18,587例を登録した23件の試験のみがアウトカムのデータに関与している。エビデンスの大部分は、少数の試験に基づいている。

訳注: 

《実施組織》厚生労働省「「統合医療」に係る情報発信等推進事業」(eJIM:http://www.ejim.ncgg.go.jp/)[2018.12.25] 《注意》この日本語訳は、臨床医、疫学研究者などによる翻訳のチェックを受けて公開していますが、訳語の間違いなどお気づきの点がございましたら、eJIM事務局までご連絡ください。なお、2013年6月からコクラン・ライブラリーのNew review, Updated reviewとも日単位で更新されています。eJIMでは最新版の日本語訳を掲載するよう努めておりますが、タイム・ラグが生じている場合もあります。ご利用に際しては、最新版(英語版)の内容をご確認ください。 【CD007079.pub3】